今回の記事では「FXの専業トレーダーについて」というテーマで、いろいろと私見を述べたいと思います。不況が長期化するなか、現在の仕事の将来的な不安のためか、最近「FXで食べていきたいが、どうしたらよいですか?」というご質問を、多数お受けするようになってきました。
- 特集記事一覧
- >>
- FXの専業トレーダーとは:為替鬼
- FXの専業トレーダーとは:為替鬼

今回の記事では「FXの専業トレーダーについて」というテーマで、いろいろと私見を述べたいと思います。
不況が長期化するなか、現在の仕事の将来的な不安のためか、最近「FXで食べていきたいが、どうしたらよいですか?」というご質問を、多数お受けするようになってきました。実際、為替鬼事務所が開催している各種セミナーでも、専業トレーダー志望者を対象としたセミナーが、ここにきて増えてきている事実があります。その道のプロとは
私を含めた為替鬼事務所のスタッフは、FX取引だけで生活費を得ている、いわば「プロ」のFXトレーダー集団です。なかには、為替鬼事務所から独立し、自らFXの投資会社を設立する者や、証券会社のFXトレーダーとして、採用される者もおります。
まず最初に、FXの専業トレーダーについてお話する前に、勝負事を生業としている「プロ」という存在が、どれほどすごい世界なのかについて触れていきましょう。
たとえば、最近、漫画の影響でブームとなっている将棋の世界では、競技人口が600万人ともいわれています。そのなかで、将棋だけで生計が成り立っている「プロ棋士」は、わずか200人しか存在しません。
将棋のプロ棋士になるためには、26歳までに奨励会と呼ばれるプロの養成所で、4段になる必要があります。奨励会には何百人も所属していますが、そこから毎年数人がプロ棋士となり、毎年一度に何十人もやめていくという、大変に厳しい世界です。たとえプロ棋士になることができても、名人戦といったタイトル戦に出場できるプロ棋士は、30人いるかどうかという狭き門です。
つまり、将棋の世界では「プロ」になるのが極めて難しく、プロになった後の生存競争で生き残っていくのは、至難の業だといわざるを得ません。
将棋の「プロ」の世界の厳しさを知るひとつの例として、棋史上初の三冠(名人・王将・九段)制覇を成し遂げた升田幸三というプロ棋士の逸話が有名です。
彼は太平洋戦争中の東南アジアの離島で、明日死ぬかもしれないという状況に置かれても、負けた将棋のことを考え続けたといわれています。もちろん、戦地でもという話は少し極端な例ですが、その世界を極めたいと思ったら、どんな極限の状況でも仕事のことを考える姿勢こそが、まさしく「プロ」の極致だと思います。
専業トレーダーが戦う相手とは
FXに話を戻しましょう。FXの取引をする場合、一般的にPCを使ってトレードするため、まるで目の前のPCと戦っているような錯覚に陥ることがあります。しかし、実際に戦っている相手は、PC上に表示されるチャートではなく、PCの先にいる投資のプロ集団、たとえば、銀行や証券会社、機関投資家、ヘッジファンドなどのディーラー、トレーダーが中心となります。
個人投資家が戦う相手
・銀行
・証券会社
・機関投資家
・ヘッジファンド
などのディーラー、トレーダーたち。
FXで専業トレーダーになって生きていくということは、まさに彼ら投資のプロ集団と資金を奪い合うことに他なりません。意外に知られていないことですが、為替取引では風説の流布といった、株式相場では違法とされていることを、厳しく取り締まることができません。
大きな罰則がなければ、そこはルール無用の戦場と化すのは当然で、為替相場は金融市場のなかでもっとも野蛮で、理屈が通用しない市場と呼ばれています。そんな弱肉強食のマーケットで、結果を残すことを求められるのが、ヘッジファンドをはじめとする投資のプロ集団であり、そして、FX専業トレーダーなのです。「敗者のゲーム」とは
「敗者のゲーム」という言葉を聞いたことがありますか?これは私の愛読書のひとつ、チャールズ・エリスが書いた『敗者のゲーム:なぜ資産運用に勝てないのか』という、資産運用に関する古典的名著で有名になった言葉です。

本書の内容を簡単にまとめると、たとえ投資のプロ集団であっても、長期間に渡り市場平均を超える収益を継続的に上げることは、極めて難しいということを、さまざまなデータを引用して主張しています。
さらに、資産運用とは「市場に打ち勝つために積極的にプレーするもの」ではなく、「いかにミスをしないでプレーするかが重要」な「敗者のゲーム」であると主張します。結論として、「敗者のゲーム」である投資の世界では、市場平均に勝とうとして「アクティブ運用」するのではなく、運用手数料を抑えるために「インデックス・ファンド」に長期投資することを勧めています。
われわれのような個人投資家が、超一流の人材からなる機関投資家に勝つことなど、幸運以外には不可能であると資産運用の大家からいわれると、ちょっと寂しい気分ですが、本当にそうなのでしょうか。FXは「勝者のゲーム」である
私はトレードを生業としている関係上、平日の時間の大半をトレードおよびトレード周辺の業務(データ分析や売買ロジック検証など)に費やしています。FXを始めてもうすぐ10年になりますが、ここ数年間を平均すると、1日およそ100トレード、1カ月に2000トレード、年間2万5000トレードの経験を、地道に積み重ねています。
この少なからずのトレード経験から日々強く感じていることは、FXの短期トレードは「勝者のゲーム」だということです。この「勝者のゲーム」という私による造語は、前述の「敗者のゲーム」とは正反対の考え方です。
つまり、長期的な資産運用が「敗者のゲーム」だとすると、デイトレードやスキャルピングなどの短期トレードは、「市場平均に打ち勝つために、積極的にトレードすることが求められるゲーム」だと考えます。「勝者のゲーム」では、勝ち組はわずか数%の投資家で、その勝者が敗者の損失すべてを山わけする、まさに弱肉強食の冷徹な世界です。
自分が他のトレーダーと比較した際に、何か傑出した「得意技」をもたずにゲームに参加すれば、いつまでも負け続けることになります。厳しいことをいうようですが、他の大半のトレーダーと同じレベルの技能しかなければ、「敗者のゲーム」、つまり、長期の資産運用を目指すほうがよいかもしれません。エッジのある得意技とは
FXトレードで、プロ集団を敵に回して彼らを打ち負かす得意技とは、いったいどんな技能なのでしょうか。
ここで述べる得意技とは、トレードにおける「エッジ」、つまり、他のトレーダーと比較した場合の、優位性に他なりません。私の場合、トレードにおけるエッジは何かと聞かれたら、「市場に生まれる一瞬の非効率性(歪み)をいち早く見つけ、即座にエントリーし、その歪みが消失したらすかさず決済するスピード」、まさに、スキャルピングのトレードスキルになります。
前述したように、私は毎日100回程度のトレードを行いますが、エントリーから決済までの所要時間が3分以内のトレード数は、70回前後です(詳しいトレード履歴は、為替鬼公式ブログで公開しております)。
エントリーしてからわずか数分で決済するためには、値動きを見て瞬時にエントリー判断をし、一瞬で決済の決断を下す必要があります。そして何より、エントリーポイントに極めて高い精度が求められます。私の個人的な印象では、かなり熟練したトレーダーにならないと、真似ができない技術ではないでしょうか。もちろん、トレードにおける「得意技」は、それぞれのトレーダーによって違って当然です。
ただひとつハッキリしていることは、「短期トレード」が「勝者のゲーム」である以上、勝ち組は常に極めて少数派に限られるということです。したがって、「この技能なら他の誰にも負けない」という、相場におけるエッジがなければ、勝ち組が数%の世界で勝ち続けることは、極めて困難ではないかと思います。
まずは、自分の為替相場における「得意技」の種を見つけ、それを大きく育てる努力を継続することが重要です。FXトレードとは、必死になって「得意技」を育てる努力を続けている投資家にとって、その苦労が大きく報われる「平等なゲーム」だと確信しています。人は敗北から学ぶか
トレードにおける「得意技」の種を見つけるためのコツは、今までの自分のトレード、とくに、負けトレードを徹底的に分析することです。人は誰でも、自分の負けや失敗を直視することが苦手なので、間違いを謙虚に受け止めることには苦痛を伴います。トレードでも、私たちは日常的に失敗や敗北を経験しますが、負けトレードからどうしても目をそらしがちになります。
その点、トータルで勝っているトレーダーは、一つひとつのトレードで負けることは避けられない事実と認識しており、その負けを謙虚に受け止め、次のトレードに生かす知恵をもっています。
経験的にいえることですが、勝っているときというのは、売買ルールにしたがって淡々とトレードしているだけなので、そこには改善や発展といった成長の種がありません。
私自身、一日に数百万円規模の損失を過去に何度も経験し、大負けをいやというほど経験してきたからこそ断言できますが、負けたときこそ自分が成長するビッグチャンスです。今まで何度も大損失を出してきた私のような人間が、安定的に勝てるように成長するまでには、うんざりするほど長い時間が必要でした。
そこには、トレード手法の習得といった技術的なレベルを超えた、トレーダーとしての進化が不可欠だったと感じています。もし、本当にトレードで利益を上げ続けたいと願うのでしたら、過去の負けを謙虚に認めて、そこから教訓を学び取り、未来に生かすことです。
負けたときのチャートやトレード履歴を何度も見直して、負けた原因がどこにあったのか、どうすればよかったのかを、必死に考えることです。この姿勢こそ、戦地で負けた将棋のことを考え続けたプロ棋士・升田幸三氏の境地に通じます。
徹底的に負けトレードの原因を追及し、自分なりに改善点を試行錯誤することでしか、トレード力が伸びるきっかけをつかめません。今日いくら稼いだかという目先の利益に目を奪われることは、かえってトレード力が身につく妨げとなります。
将来を見据えてトレードの技術を磨くという視点が、今後も勝ち続けるうえでもっとも大切だと考えます。人生の落とし穴
FXはゼロサム、つまり、参加者全員の損失と利益の総和がゼロになるので、参加者同士のお金の奪い合いといっても過言ではありません。
トレードでお金を失うことは、トレードからの退場、最悪の場合、破産に追い込まれることもありえます。それとは逆に、トレードで利益を出し続け、大金をつかめば、すべてがバラ色かというと、必ずしもそうとは限りません。そこには人生の落とし穴があります。
私は月間のトレード収益目標を500万円に設定しており、実際に、サラリーマンの年収を、1カ月で稼ぐこともあります。しかし、だからといって贅沢な暮らしをしているわけではなく、むしろ極めて質素な生活といえると思います。
セミナーを受講するために、為替鬼事務所を訪れた方の多くは、拙事務所の質素さに驚くとともに、私の着古したTシャツ・短パン姿に苦笑されることが多々あります。今までおつき合いのあった多くのトレーダーのなかで、長く生き残っている方というのは、贅沢で派手な生活よりも、質素を心がけている方が多いという印象があります。
お金は毒にも薬にもなります。その毒にやられてお金に狂わされ、最終的には相場を去っていったトレーダーをたくさん見てきました。お金とのつき合い方を誤ると、その末路は悲しい結末を迎えることになります。お金の毒に狂わされるか、薬として使うのか。その使い方をマスターすることは、一度きりの人生をよりよく生きていくうえで、ひとつの重要な試金石だと思います。
フェニックス証券~新規口座開設キャッシュバック・キャンペーン
- 内容
キャンペーン期間中に新規口座開設され、お取引いただいたお客さまで、キャンペーン申し込みフォームよりお申込みをされた方に対して、新規(片道)注文の約定合計が1万通貨※(10Lot)以上で2000円キャッシュバック。新規(片道)注文の約定合計が1000万通貨※(1万Lot)以上で3万円キャッシュバック。
- 期間
- 〜2012年6月16日(土)AM5:59 (申込制)
- 内容
期間中、エース365で初回入金10万円以上入金後、お取引一回以上のお客さまに、3000円 プラス 手数料最大10万円までキャッシュバック。
- 期間
- ~5月31日(木)取引終了まで。
セントラル短資FX~自動売買取引でキャッシュバック・キャンペーン
- 内容
キャンペーン期間中、「クイックチャート・トレード」の自動売買機能で取引をしたお客さまに、取引金額に応じてキャッシュバックを実施。
●100万通貨~499万通貨で、3000円キャッシュバック
●500万通貨以上の取引で、1万円のキャッシュバック
- 期間
- ~2012年5月31日(木)営業日終了まで。
- 内容
キャンペーン期間中、「みんなのバイナリー」を301Lot以上お取引いただいたお客さまに1,000円、1,001Lot以上のお取引で5,000円、 10,001Lot以上のお取引で50,000円、50,001Lot以上のお取引で200,000円をキャッシュバック。
- 期間
- 2012年4月23日(月)~2012年5月18日(金)マーケットクローズ(5月19日(土)AM3:05)
- 内容
口座申込から1ヵ月以内に1ロット以上の取引で5000円キャッシュバック。さらに500ロット以上の取引でもう5000円キャッシュバック!
- 期間
- 終了日の3営業日前に告知
- New Tweet 最新のつぶやき
-












