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レンジ相場について前回は、高値と安値がとても重要なテクニカルポイントとなるということをお話しました。今回は、そのような高値や安値を通して、さらに、どのようにマーケットで値段が刻まれていくのか、どう戦っていけばよいのかについて迫っていきたいと思います。

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相場の入り方、出かたの達人を目指そう! 第2回:持田有紀子
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レンジ相場について前回は、高値と安値がとても重要なテクニカルポイントとなるということをお話しました。今回は、そのような高値や安値を通して、さらに、どのようにマーケットで値段が刻まれていくのか、どう戦っていけばよいのかについて迫っていきたいと思います。

■レンジ相場について

レンジ相場というものを見ていきましょう。
相場というものは、1日のうち、そのほとんどは同じところで行き来するレンジ相場にとどまっていることが多いものです。それはテクニカルポイントとして、直近の高値や安値が強力にワークしていることから生じてくるといえます。
テクニカルポイントをはみ出して、相場が派手に動いていたりするのは、全体の取引時間のうちで10%もあるかないかでしょう。そうであれば、残りの相場の90%を占めることになるはずのレンジ内での動きを、うまく活用することが得策ではないでしょうか。
多くの場合、前日の高値と安値をベースに考えることができます。いうまでもなく、これは誰でも簡単に手に入れることのできる情報のひとつです。

図1

マーケットというものは、何も起こらなければ現状のままを維持しようします。その結果、相場は前日の高値と安値の間に収まろうとする力が働き、売りたい、または買いたいと思っている人は、だいたい同じところで集まってきます。レンジの上限に近づいてくれば売りたいと思うようになり、レンジの下限に近づいてくれば買いたいと考えている人も増えてきます。これがますますレンジ相場の形成を助長することになるのです。

図2

前日の高値・安値に限ったことではなく、こうしてテクニカルポイントの付近では、たくさんの売り注文や買い注文が集まってくることになります。すなわちテクニカルポイントの近くでは、絶好の逆張りのポイントとなるわけです。逆に、そこからはみ出したところでは、損切りのポイントとなるのです。
ちなみに、現状の相場水準よりも上サイドのテクニカルポイントをレジスタンスといい、下サイドのテクニカルポイントをサポートといいます。
レンジ相場を活用して、その上限と下限で取引して儲けていくということができますが、さらに重要なことは、その大切な節目がどこにあるのかを見極めることです。通常であれば、第一に昨日の高値・安値がそれに該当しますし、今週の、または今月の高値・安値であることもあるでしょう。

図3

■半値という平均コスト

次に半値戻しについて見ていきましょう。 昨日のレンジが100円から120円であったとすれば、その半値は110円となります。半値がなぜ重要かといいますと、それが市場全体における平均コストと想定されるからです。100円で買った人、110円で買った人、120円で買った人。すべて合わせて平均コストは110円だろうということです。
平均コストが110円であるということは、この110円ラインがネックラインとなりうるということです。つまり、相場は110円より下にあるときは、100円から110円のレンジが続きやすく、上に上がってしまったら、110円から120円のレンジになりやすいということです。買ってもっている人の平均コストが110円だから、そうなるのです。
120円で買ってしまった人は、レンジの下限である100円でも、ナンピン買いしてコストを下げたくなります。平均の買いコストである110円まで戻ったら、イーブンで逃げられるからです。したがって、上に戻ってきたときの110円では、値動きは重くなる可能性が高くなります。

図4

実際の相場でも、半値戻しは重要であり、相場が上がっていくときでも、下がっていくときでも、その半値戻しが最後の売り場であったり、買い場であったりすることが多いようです。半値戻しは相場の入りどころの重要なポイントのひとつになります。

■トレンドもレンジのひとつ

レンジ相場の応用になりますが、形成されるレンジそれ自体が徐々に切り上がっていく展開もありえます。四本値を並べたチャートを見ていくと、それが一定のリズムで上昇していくのがわかるでしょう。

図5

こうした上昇局面では、安値と安値を結んだ直線をサポートラインといい、相場が上昇トレンドにあるといいます。上昇トレンドにあるといっても、相場がいきなり噴き上がることはめったになく、レンジ相場を繰り返しつつ、徐々にその上限と下限が切り上がっていくというのが通常です。
ですから、上昇トレンドが確認できたからといって、ロングで攻めても、必ず勝てるわけでもなく、十分に相場の入りどころを吟味しなければいけないのです。
テクニカル分析では、相場がこのサポートラインを割り込まない限り、この上昇トレンドは継続するものと考えます。このトレンドラインが毎日どこに位置するのかを調べておくのは大切です。これも重要なテクニカルポイントを与えることになり、相場が下がってきてサポートラインに近づいたときが、絶好の逆張りのチャンスとなります。
サポートを抜けないという前提でやっているため、下抜けしてしまったら別の相場展開がくるかもしれないと考えておかねばなりません。

図6

下降トレンドのときは、ちょうど反対になります。高値と高値を結んだラインが切り下げっているようなときは、相場が下降トレンドにあることになり、毎日の値動きは上限を切り下げながら、上下動を繰り返すことになります。

図7

こうしたトレンドの考えは日足の動きだけでなく、短期的な、たとえば、1時間足や10分足といった、ごく短いチャートの上でもワークしています。とくに、レバレッジの効いた証拠金取引などでFX取引に臨む場合には、常にウォッチしていないといけない必携のアイテムといえます。

図8

■テクニカル分析のいろいろ

ここであげるテクニカル分析は、とてもオーソドックスなものです。新たなものが次々に研究・開発されています。まずは自分に合ったものを見つけるのが第一の作業ですが、テクニカルポイントを見つけだすのに、あまりにも複雑であったり、何度やっても上手く使いこなせないものは除外したほうがよいでしょう。
テクニカル分析はあまり盲信し過ぎることなく、上手く使っていくことが何よりも重要ではないかと思われます。

図9
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