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イサムのFX初心者研修会128
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| サポート | 129.60 | |
| レジスタンス | 132.50 | |
FXを少しでもやったことがある人ならば、価格レートの動きはとらえづらいと実感されていることと思います。『下がる!』と思って売ってみたら、上がることはよくあることだし、逆に、『上がる!』と思って売ってみても、下がることはよくあります。
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- 高値と安値はトレーダーたちに注目される:饗庭道孝
- 高値と安値はトレーダーたちに注目される:饗庭道孝

■価格の動きを抑える壁としての機能をもつ高値と安値
FXを少しでもやったことがある人ならば、価格レートの動きはとらえづらいと実感されていることと思います。『下がる!』と思って売ってみたら、上がることはよくあることだし、逆に、『上がる!』と思って売ってみても、下がることはよくあります。
FXは本当にとらえどころがありません。いったい、どうやれば、予想を裏切る動きばかりを繰り返す価格レートの動きをとらえることができるのでしょうか?せめて、価格がどのようなポイントで抑えられ、反転しやすいのか、そのようなポイントがわかれば便利なのですが……。
実は、価格の動きを抑えやすいポイントを見つけるとても簡単な方法があります。価格がどこで下げ止まりやすいのか、そして、反落しやすいのかということがわかる、誰でも簡単に使えるチャート分析手法があるのです。この手法は、あまりにもシンプルすぎて、ちょっと拍子抜けしてしまうかもしれません。
しかし、あまりにも簡単すぎるからといって、軽視してはいけない分析手法です。なぜなら、単純であるがゆえに、もっとも多くの投資家が見ている分析手法となるからです。多くの投資家がそのポイントを意識していれば、このポイントでは価格を抑える壁としての機能の働きが強くなります。この分析手法は、「(チャート上に出てくる)高値と安値は、価格を跳ね返す力が働きやすいポイントとなる」ということです。この原理原則が理解できれば、誰でも簡単に、価格の動きを抑えるポイントを見つけることができます。今まで為替レートの動きがとらえられなかった方でも、価格レートの動きをある程度正確にとらえることができるようになるはずです。
なお、高値はテクニカル用語的にいうならば、レジスタンスラインというラインが引けるポイントとなります。このポイントでは、価格の上昇を抑える力が働きやすくなります。一方、安値はサポートラインを引けるポイントとなり、このライン付近では、価格を跳ね返す力が働きやすくなります。
文字だけでは少し伝わりにくいと思いますので、図を使って、高値と安値の説明をしていきます。まずは図1をご覧下さい。
見てもらえればわかるように、高値の箇所ではレジスタンスライン(赤い点線)が形成されており、安値の箇所にはサポートライン(青い点線)が形成されていることがわかります。
チャート上では、どの時間軸(1分足、1時間足、日足など)のチャートであろうとも、この高値と安値をつけながら価格は形成されています。
図1は、安値が切り上がっており、高値も切り上がっています。これら2つの条件を満たしたものを、上昇トレンドと定義することができます。
したがって、図1を見れば、価格は高値と安値を形成しながら切り上がっていることから、上昇トレンドが形成されていると判断することができます。
それでは、次の図2は上昇トレンドといえるのでしょうか?
ここでは安値を切り上げていますが、前回高値から形成されるレジスタンスライン付近で上昇を抑えられ、為替レートが下がりだしています。そのため、上昇トレンドの条件である、安値を切り上げるという条件は満たしているのですが、高値を切り上げることを否定したことになり、上昇トレンドの継続を疑うことができるポイントとなります。
高値が切り上がらなかった時点で、私たちトレーダーは次のように考えなければなりません。
『高値の切り上げを否定したことで、レンジ相場や下降トレンドの可能性もでてきそうだぞ!』
というように、今までの買い目線だけのスタンスから、やや中立のスタンスに切り替えていく必要があります。なぜなら、上昇トレンドの定義にあてはまらないからです。このような作業を経ていくことで、相場の変化を見失うことが少なくなってくるのです。
でも、なんでレジスタンスライン付近では価格の動きが抑えられ、ときには反転する箇所となったのでしょうか? そして、サポートラインにもレジスタンスと同様に、価格を抑え、反発するポイントがあるのはどうしてなのでしょうか?■サポート・レジスタンスはなぜ価格を抑えやすいのか?
それは、投資家たちの心理変化が影響しています。投資家というのは、全部で3つのグループにわけることができます。
買っている人、売っている人、そして、ポジションをもっていない人の3グループです。彼らは、たとえば、サポートライン付近ではいったいどのような心理変化を起こすのでしょうか?それを説明するために、図3を見てください。
まずは緑色の丸の箇所で買っている人がどのような心理変化を起こしたのかを説明します。サポート付近で買っていた人は、その後の価格上昇で含み益を抱えている状態で喜んでいますが、同時に価格が上昇しているのを目の当たりにして後悔もしています。
どのように後悔しているかというと、『もっと多くの枚数を買っておけばよかった……』と後悔しているのです。なぜなら、価格が上がりだしてくれば、多くのポジションをもっていたほうが利益も大きくなるからです。
この後悔の思いが、サポートライン付近まで価格が下げてきたときの値ごろ感から、買いエントリーという行為に投資家たちは走らせやすくします。『買いたい、買いたい』と思っているところに、再度、買値まで戻ってくれば、値ごろ感から、買いから入ろうとすることは自然な行為です。一方、緑色の丸の箇所で売りから入っている人はどうでしょうか?彼らは、上昇を目の当たりにして、自分の判断が間違っていたと反省しています。『なんでこんなところで売ったのだ』と後悔していることでしょう。なぜなら、サポート付近で売りから入っていれば、価格が上昇してくる過程で含み損が拡大しているからです。そのため、この売りポジションを早く解消したいと願っているはずです。
含み損を抱えているトレーダーというのは、多くの場合、利益を出そうというよりも、いかにして損失を回避できるかということを第一に考えています。だから、売値まで価格が下げることを祈るように願っているのです。
したがって、為替レートが下がり、サポートラインに近づけば近づくほど、彼らは売りポジションを決済してくるはずです。最後に、緑色の箇所からチャートを見ていたにもかかわらず、注文を出さなかった人はどうでしょうか? 彼らは、価格が上昇している現実を目の当たりにして、徐々に買い目線に傾いていきます。そのため、価格がサポートライン付近まで下げてくれば、値ごろ感のでてきたサポート付近では買うという行動をとってきやすいのです。
こうして、三者三様がサポートライン付近で買っていこうと考えていることがわかりました。そのため、サポート付近では、買い圧力が強まりやすくなり、よくこのサポート付近では価格が反転してくるのです。
なお、ここではサポートラインだけにさせてもらい、レジスタンスラインの話は省略させてもらいます。
ただ、考え方はサポートラインとはまったく同じです。つまり、サポート付近では三者三様が売り目線に傾いてくるということになります。■高値と安値をトレンドラインと併用する
最後に、実際のチャートを使って、高値と安値の機能を確認していきたいと思いますが、私が過去の記事で何度も説明してきたトレンドラインと一緒に、この高値と安値を意識したトレードをすれば、FXでは鬼に金棒といってもいいくらいの効果を発揮しています。トレンドラインとサポ・レジを組み合わせてチャートを見ることで、チャートの分析がより精緻になるからです。
では、高値と安値から形成されるサポートラインとレジスタンスラインを、どのようにトレンドラインと組み合わせて使用できるのでしょうか? まずは、その使い方を理解していただくためにも、トレンドラインとサポートライン・レジスタンスラインを表示している図4をご覧下さい。
ここでは、高値と高値、安値と安値が切り上がってきており、上昇トレンドが形成されていることがわかります。しかし、為替レートが上昇トレンドラインを下抜けてきており、今までと比べ上昇圧力が衰えてきていることがわかります。
このようなチャートがあった場合、(1)のポイントまで価格が上昇してくれば、上昇トレンドラインとレジスタンスラインの2つ壁にぶつかります。これら2つのラインが重なるポイントというのは、1本のラインのときよりも売り圧力が強まりやすくなります。
実は、上昇トレンドラインもレジスタンスラインと同様に、上値を抑えるポイントになりやすいという傾向があります。通常の上昇トレンドラインというものは、図4をみてもわかるように、価格が下げてくれば価格を跳ね返す力が働きやすい箇所となります。
事実、上昇波動に乗っているときは、価格レートは上昇トレンド付近で反発していることがわかりますが、一度上昇トレンドラインを下抜けると、今度は価格を下に跳ねのける機能に変化します。
つまり、本来ならばサポートとしての機能がある上昇トレンドラインは、ラインを割ってくると、今度はレジスタンスとしての機能に変化してくることになるのです。
この機能に加え、レジスタンスラインは価格の上昇を抑え、下に跳ね返す力が働くポイントとなります。したがって、2つのラインが重なり合う(1)のポイントまで価格が上昇してくれば、このポイントでは売り圧力が高まりやすいポイントと判断でき、ここまでくれば売りから入っていくことができます。
FXでは、思惑に反した動きをすることがよくあります。そのため、注文を出した後に、「逆指値注文」を使ってストップロスオーダーを設定する必要があります。ストップロス注文さえ設定しておけば、損切りを自動的に100%実行できるため、仮に思惑に反して価格が反転してもリスクが限定されます。次に、(2)のポイントをみてみましょう。ここでは、直近安値から形成されるサポートラインを引くことができます。そして、このサポート付近では、過去の動きを見ると下げ止まりを何度も確認できています。そのため、このポイントでは価格が反発しやすい圧力が加わりやすいという想定をもつことができます。
同様に、(3)のポイントまで下げてくれば、ここでは(2)と同じく反発する力が働きます。これはなぜかというと、直近の安値のポイントより形成されているサポートラインがあるからです。
しかし、(4)のサポートラインを下回ってくると話が変わってきます。買い圧力が働きやすいサポート付近で売り圧力が勝っているわけですから、買い圧力よりも売り圧力が勝ったと判断し、売り目線で対応していかなければなりません。
それに、図4のチャートを再度見て欲しいのですが、直近の高値付近では2回ほど同じ価格帯で上値を抑えていることがわかります。一度高値をつけ、そして(3)と(4)のあるサポートラインをつけてから、再度、高値超えをトライするも、結局は、高値を超えることができず、(4)のサポートラインを割り込んでいます。このパターンは、Wトップのかたちが形成されたことになります。
Wトップというのは、トレンド転換を表すサインとなり、今後の下落を暗示するサインです。絶対にそうなるというわけではないのですが、そうなる確率が高いサインといえます。なぜなら、高値を2回抑えている時点で、高値の切り上げに失敗しているし、安値を下回った時点で、下降トレンドへの転換に変化しています。このように、サポートラインやレジスタンスラインは、それだけで数多くの情報を教えてくれます。さらに、トレンドラインも併用していくことで、先ほどの図4の(1)で見たように、とくに、売買圧力が働きやすいポイントというものを発見することができます。これによって、チャート分析力はトレンドラインの場合よりも高まり、高まった分だけトレードの成績にもプラスに作用されるものと実感されることと思います。

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