FXを始めるときに必要なものはなんだろうか?パソコン?チャート?元手?たしかにどれも必要だが、それは「あって当然」の最低限必要なツール。勝ち組トレーダーの多くが使いこなす「FX三種の神器」ともいる、3つのツールがある。
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- 勝ち組トレーダーがこぞって使う「FX三種の神器」をマスターしよう!:高城泰
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■初心者にオススメの必携ツールとは
FXを始めるときに必要なものはなんだろうか?パソコン?チャート?元手?たしかにどれも必要だが、それは「あって当然」の最低限必要なツール。勝ち組トレーダーの多くが使いこなす「FX三種の神器」ともいる、3つのツールがある。それが「iPhone・スカイプ・ツイッター」だ。

これからFXを始めようという人も、すでにトレードを始めているけどうまくいかないという人も、このFX三種の神器に注目してほしい。きっとトレードを向上させるヒントが隠されているはずだ。
では、なぜiPhone・スカイプ・ツイッターの3つなのだろうか。この3つを言い換えれば「取引ツール・仲間・情報」ともなる。だが、なぜこれが三種の神器となるのかを探るために、勝ち組トレーダーへとのし上がるために何が必要かを考えてみよう。
取引時間がおおむね9時から15時までと限定されている株式市場と違って、FXで投資対象となる為替市場は24時間取引。いつ市場が動くかわからない。実際、今年9月に行われた政府・日銀の為替介入は午前10時過ぎだった。
FXトレーダーの多くは働きながらだったり、子育てしながらだったりで、四六時中チャートを見ていられる人なんて、ほとんどいないはず。それでいて、いつ動くかわからない為替市場で戦わないといけない。そんな不利な戦況を少しでも改善してくれるのがiPhoneだ。
■触ってみないとわからない快適さ
FX会社のホームページを見ていると気づくのが、「iPhoneアプリ提供のお知らせ」といったプレスリリースの多さだ。iPhoneアプリをリリースするFX会社が急増中だし、FX会社に足を運んでも、その手の情報を耳打ちされることが多い。逆に、iPhone対応の進んでいないFX会社の担当者からは焦燥の色を感じる。それだけFXトレーダーから「iPhone対応すべし!」の要望が多いことの裏返しだろうし、取材やオフ会の場でもiPhoneを手にするFXトレーダーは急増している。何がiPhoneの魅力なのか。
ひとつは、先ほどのような「いつ動くかわからない為替市場」に対して「いつ動いても対応できるトレード環境」を整えておくということがある。
「でも、今までの携帯電話でもFX取引はできたはず」たしかにその通り。でも、「できる」ことと、「快適に取引できる」ことの間には大きな差がある。iPhoneの魅力は、「やりたいことがすぐできる」スムーズな操作感だ。これまでのガラパゴス携帯であれば、ひとつの注文をするのに何度も十字キーを押して画面をスクロースさせて、数字を逐一入力してと、何かと面倒が多かった。「できる」ことへの安心感はあっても、「やりたい」と思わせるほどの魅力がなかったのが実情だろう。
その状況を一変させたのはiPhoneのタッチパネルだ。こればかりは実際に触ってみないと実感できない部分ではあるが、iPhoneでは注文操作の快適性がケタ違いに向上されている。それと同時に、画面の見やすさも大きな魅力だ。チャートを表示させても見づらさを感じない大きさだし、FXアプリにもよるが、見たい部分を拡大させたり、逆に縮小させて全体を俯瞰したりといったこともできる。
パソコンの前にいるならともかく、リビングでくつろいでいるときにチャートをチラ見して、注文したくなったら、トレードルームに移動せず、そのままiPhoneで注文してしまうというトレーダーの話も聞いた。
「取引しようと思えばできる」レベルではなく、「パソコンで注文するのと変わらない感覚で注文できる」のがiPhoneだ。とくに、日々仕事に追われていたりして外出がちな人ほど、不意に相場が動いたときの対応策を講じておいたほうがいい。モバイルPCほど、起動に時間がかかることはなく、相場の急変を見て新規の取引を始めるだけでなく、すでにもっているポジションを決済したり、利益が伸ばせるように発注済みの注文を変更したりと、トレードの幅がグッと広がるはずだ。
だが、FX会社のiPhone対応といっても、大きく2つの方向がある。ひとつは「iPhone用に最適化されたウェブサイト」を提供するもの。ホームページをiPhoneで見やすいようにつくり替えたもので、こちらだとiPhoneの醍醐味を存分に堪能するまでには至らない。おすすめはiPhone用のFXアプリを提供するFX会社だ。その数はまだ10社にも満たないほどだし、アプリの内容も会社によってさまざまだ。

■続出するFXアプリ。それぞれの特徴は?
いくつかFXトレーダーから聞いた声をあげると、いち早くiPhoneアプリに対応したフォレックス・トレードの「iPalmo」は、「一目均衡表やEMAが見られる」。クリック証券の「iClickFX」では、「1タップで注文できる『スピード注文』が便利」と、iPhoneでも頻繁に取引するデイトレーダーに人気だし、サイバーエージェントFXの「Cymo」は「チャートが見やすいし、注文時の設定が細かく変更できる」など、それぞれポイントが異なる。実際に使ってみて判断するのがいいだろう。
また、変わったところでは、iPhoneアプリでは後発組となるセントラル短資のアプリがウリとするのは「ツイッターとの連携」。iPhoneは「ツイッターマシン」と呼ぶ人もいるくらい、ツイッターとの相性がいい。また、FXとツイッターとの相性も抜群だ。
ツイッターを上手に使うと、FXに必要な情報を「一元管理」できる。為替市場は経済指標や要人発言などで急変することがあるが、相場が動いたのを見て「何かあったのかな?」と、いちいちニュース系サイトにアクセスするのは面倒だし、ほしい情報がすぐに更新されているとも限らない。そんなとき、ツイッターでニュース系サイトやFX会社などのアカウントをフォローしておくと、ツイッター経由で手間なく情報を得られる。
だが、そもそも、相場が動いたときはチャンスだが、いつ動くか、どの通貨ペアが動くかもわからない。ここでもツイッターで、信頼できるトレーダーをフォローしておくと、「『ユーロ/英ポンド』動いたなう」なんてつぶやいてくれたりする。自分ではふだんチェックしていない通貨ペアでチャンスがあったとき、誰かのつぶやきがヒントになって収益チャンスが得られる可能性もあるのだ。
ツイッターには、『Echofon』や『TweetDeck』『TwitBird』など、iPhone用アプリも多く登場しているので、FX三種の神器をそろえておけば、外出先でも情報を逃すことが少なくなるはず。iPhoneとツイッターの併用で、外出中でも情報を逃さずキャッチして、かつ、その情報を収益チャンスに変えるための取引ツールが得られることになる。

■FX仲間をつくって自分を監視してもらう
では、三種の神器の残りひとつ、スカイプの役割とは?それは「仲間づくり」であり、「仲間とのコミュニケーション」だ。
トレードを始める前に考えたいのは、「自分がどんなときにトレードを始めて、どうなったらトレードを終えるか」という取引ルールだ。取引ルールがないと、場当たり的なトレードになってしまい、勘に頼ってトレードを始めて、結果を運に任せることになり、不利な局面になれば神に祈るしかなくなる。「勘頼り・運次第・神頼み」のトレードでは好結果が出るはずもない。
とはいえ、取引ルールを決めても、それを守り続けるのは難しい。激しく上昇しているチャートを見たら、ルールを破って、飛び乗って買いたくなるのが人の常だ。でも、そんなとき、ひと言でも相談できる友だちがいれば、だいぶルールを守りやすくなる。
FXトレーダーの多くは、夜、仕事から帰ってきて、夕食を済ませたあとがトレード時間だろう。夜8時?12時の間に集中して取引しているのだから、取引ルールを破りたくなるような誘惑があれば、チャットや電話で友だちに相談してみるのだ。きっと、誘惑に負けそうな弱い心をいさめてくれるはず。
「ってか、FXをやっている人がまわりにいないんだけど……?」ツイッターやブログなどで発言してみたり、mixiなどのSNSで、FX系のコミュニティに参加したり、FXのオフ会に顔を出してみると、きっと見つかるはず。
スカイプは本来、電話がメインだが、チャット機能もついているし、登録した相手がオンラインかオフラインかもわかる。電話だと、相手のトレードを邪魔することにもなりかねないが、チャットでのひと言程度なら、相手の時間を奪うこともなく、ちょうどいい間合いで話しかけられる。チャートが動き出すのを待っている間の暇つぶしにもなるし、FX仲間に声をかけて、「今日の相場ってどうなるかな」と事前に「FX戦略会議」を開いてみるのもいいかも。
また、三種の神器はそれぞれの相互作用もある。ツイッターがあれば、FX仲間とのネットワークが広がるから、スカイプを活用する機会も増えるだろうし、iPhoneにスカイプのアプリを入れておけば、外出先でも友だちとチャットできる。それにiPhoneがあればツイッターの活躍する場所も増えるといったように、だ。
■三種の神器は時代で変わる
ただし、気をつけてほしいのは、「FX三種の神器だけでFXが勝てるようになるわけではない」ということ。戦後の日本で、最初に三種の神器と呼ばれたのは、白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機だった。これらを揃えていることが、富の象徴でもあった。やがて、日本が高度経済成長を迎えると、その座は「3C」に取って代わられる。クルマ、カラーテレビ、クーラーの「新三種の神器」だ。
では、3Cが登場して、かつて三種の神器と呼ばれた冷蔵庫や洗濯機が不要になったかといえば、そうではない。かつての三種の神器はもはや「あって当然」のものとなり、3Cを先に手に入れた人々が羨望のまなざしを浴びることになった。これはFXでも同じ。FX三種の神器が登場したからといって、高機能チャートやモバイルPC、低コストなFX会社の口座といった、かつて神器だったものが効力を失ってしまうわけではない。それは「あって当然」のものになるだけだ。
最近では、iPhoneから口座開設の手続が完了できるようにしたFX会社もあったり、「FXのiPhoneシフト」が進んでいるが、いくらiPhoneが便利とはいえ、やはり、パソコンに比べると難点はある。
たとえば、チャート。パソコンならば当然のように引けるトレンドラインなどの斜め線が、現状では引けるiPhoneアプリは見当たらない。RSIを2本同時に表示させたり、移動平均線を一日シフトさせてみたりといった、「一工夫加えたテクニカル分析」も難しい。
やっぱり、取引の基本となるのはパソコン。パソコンで充分に分析してチャートのポイントを見極めておき、戦略を立てておく。その戦略通りに相場が動いたときの取引ツールとしてのiPhoneだし、また戦略に修正が必要かどうかを確認するためのツールがiPhoneだ。そこをはき違えて、iPhoneだけで分析も取引もすべてをまかなおうとすると痛い目を見るかも……。だから、逆にいえば、ずっとパソコンの前にいてチャートを見られる専業トレーダーなら、FX三種の神器なんていらないだろう。
スカイプやツイッターはすぐにでも始められる。それに、iPhoneに限らず、最近ではスマートフォンのラインナップが充実してきた。フォレックス・トレードなどからは、早くもアンドロイド用FXアプリも登場している。次に機種変更の機会が訪れたときは、「FXへの対応度」を機種選びの基準に加えてみてはどうだろう。働きながらFXトレードに励む人、とくに、これから上達を目指す初心者にとっては、FX三種の神器が必ずや役に立つはず。

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