私のブログに、「レバレッジが50倍になったので、簡単にFXに手が出せなくなった」というコメントが最近、何件か寄せられています。
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■レバレッジ50倍の必要証拠金について
私のブログに、「レバレッジが50倍になったので、簡単にFXに手が出せなくなった」というコメントが最近、何件か寄せられています。
2010年8月に施行された証拠金倍率(レバレッジ)の規制強化によって、個人がFXの取引をする場合、口座に準備しなければいけない必要証拠金を増やさなくてはいけないために、FXから遠ざかってしまったり、実際の口座を使わずに、デモ口座でトレードしたりする人が増えています。
レバレッジ400倍の頃よりも、およそ4倍~5倍の証拠金が必要になりました。法人口座の場合は、まだレバレッジが100倍~400倍で取引可能ですが、私は個人口座で取引をしているので、個人口座についてお話したいと思います。私は国内・海外業者の口座をいくつかもっていますが、国内業者でよく使っていたのは、FXブロードネットとMJです。今回この2業者の各通貨の必要証拠金をピックアップして、実際に準備する証拠金はどれぐらい必要なのか見てみましょう。まず、図1をご覧下さい。

国内の業者であれば、1枚おおよそ下記の証拠金額での取引になります。実際にエントリーして取引する際には、ある程度逆に動くことも考えますと、この金額の3倍~5倍の資金が最低でも必要になります。なので、業者の口座に投入する金額は10万円~15万円になってしまいます。レバレッジ50倍になっても1,000通貨で取引をすれば、少ない証拠金から取引ができますが、1pipsに換算される利益が違ってきます。
1万通貨単位のトレードを1枚で行って、1pipsプラスになると100円がプラスされます。1,000通貨単位のトレードを1枚で行うと、必要証拠金と利益配分は約10分の1になりますので、1pipsプラスになると10円がプラスされます。費やす時間と、それに伴う対価を考えると、1,000通貨での取引よりも、やはり、1万通貨での取引が魅力的です。
1,000通貨から取引を開始しても、早く1万通貨の取引が開始できるように、着実に口座の残高を増やしていきたいけれど、1万通貨の必要証拠金で取引できるには、資金を10倍にしなくてはいけない。それらを考えますと、必要資金が増えたことによって、やはり、できるだけ損を抑えて、しっかりした利益を残すことが本当に重要だという結論に辿り着きます。
■必要な証拠金が増えたからこそ損をしないことを意識したトレードを
トレードを始められた方で、具体的に損をしないためのトレードルールをしっかりと確立できている方は、実際のところ少ないのではないかと思います。また、自分なりのルールはあるけれど、利益を出しても、すぐ次に損をしての繰り返しで、資金が増えない方が大変多いように思います。
そういった方々にぜひお勧めしたいのは、相場に勢いが出たときのみトレードする「トレンドフォロー型」のトレードです。
私は、相場に勢いがついたときを見極めるために、「MetaTrader4」を使用して、オシレーター系のテクニカルインジケーターのADXDMIとBBandWidthRatioを使用しています。
また、上昇トレンドと下降トレンドを判断するために、Schaff Trend Cycleを使用しています。次のチャートをご覧下さい。
こちらは2010年9月13日の「ポンド/円」の15分足のチャートです。一番下の枠の太い線がADXDMI、色の薄い線がBBandWidthRatioです。
ADXDMIとBBandWidthRatioは、相場に勢いがついたときに、両方とも右上がりになります。真ん中の枠の太い線はSchaff Trend Cycleです。Schaff Trend Cycleは、上昇トレンドが始まると上を向いて、下降トレンドが始まると下を向きます。
チャートの赤丸の部分のローソク足の欄をご覧下さい。大きく下落しています。私を含め、一般のトレーダーが比較的簡単にトレードで利益を得られるのは、この相場に勢いがあるときだけです。
私はこの、勢いがついたと自信をもって判断できるときと、指標発表の前後の動きを過去に何度か経験して、余程自信のある予想が出ないと、絶対にエントリーしません。また、相場に勢いがあるときは、単純に時間帯でも予想ができます。次のチャートをご覧下さい。

ピンクの四角い枠は東京市場、中国市場などのOPEN時間、緑の四角い枠は欧州時間のOPEN時間、黄色の四角い枠はNY時間のOPEN時間を示します。
・9時から11時日本、中国
・14時から18時スイス、イギリス、サウジアラビア
・23時から24時アメリカ
これらの時間帯は、当日の各国の輸出・輸入のための通貨の値段(日本での仲値)を決めるためと、貿易企業が、当日の輸出・輸入のための外貨を確保するために、市場が活発に動きます。
また、重要指標の多くはこの時間帯に発表されます。なので、時間帯と相場に勢いがついたときを意識すれば、より利益を残す確率が高くなります。今度は逆に、相場に勢いのない、トレードはしないほうがいいときを説明します。

チャートのなかで、ADXDMIとBBandWidthRatioが右下がりになっている部分の、ローソク足の枠をご覧下さい。見事にローソク足が横ばいになっています。このときに、「ポンド/円」などのスプレッドの大きい通貨でエントリーしてしまうと、なかなか利益が伸ばせないまま、損切りとなってしまいます。
こんな損の仕方を何度も繰り返していると、頑張って一生懸命貯めてきた大切なお金を、どんどん増やしていきたいと夢をもってFXを始めるために大きい証拠金を準備したのに、あっという間に証拠金はなくなってしまいます。俗にいう「退場」を余儀なくされてしまう訳です。以上のように、相場に勢いがあるときとないときをきちんと判断して、トレードしていい場合とトレードしてはいけない場合を見極めることができれば、トレードに投資した証拠金を最大限に守れるようになります。
■損をしないための「リスク管理」や「メンタル強化」とは
損をしないために、よく「リスク管理」や「メンタルの強化」という言葉を耳にしますが、「リスク管理」には2つあると思います。ひとつ目は、「資金の管理」をすること、2つ目は、「トレードする際にいかに損をしないようにエントリーと決済を行うか管理すること」です。
「資金の管理」とは、準備した資金の半分以下の資金から、購入枚数を計算てトレードすること、損をしてしまったら、だらだらと保有して損を増やすようなことはしないで、逆に動いた場合の損切りの数字を自分で決めて、バッサリと損切りをすることです。
「トレードする際に、いかに損をしないようにエントリーと決済を行うか管理する」とは、チャートにしっかり向き合って、時間帯や指数発表の前後の動きの特徴やニュース等を分析したエントリーと決済の基準をしっかりと決めて、自分なりのMYルールを確立し、根拠のあるトレードをすることです。
これは、ある程度の練習が必要で、この練習をしっかりするかしないかで、その後のトレードが大きく違ってきます。また、その練習期間には、実際のお金を使ってトレードはしないほうがいいと思います。「メンタルの強化」とよく聞きますが、私は最初、「体力をつけて精神的に強くなることなのかしら」と漠然と思ったものです。でも、ブログやサイトで検索して、いくつかのブログでメンタルの強化が必要と書いていても、それに関して詳しく説明しているところはありませんでした。
実際に、毎日トレードしていくなかでの私の経験として説明させていただくと、ルールがしっかりできていない頃に、適当にエントリーしてしまったときは、思った方向に動いても、どこまでもっていればいいのかわからないし、逆に動いたら、どこで決済してよいのかわからないので、非常にハラハラして、精神的負担が大きかったです。
でも、毎日の記録を残したり、いろいろなニュースや指標発表前後の経験をしたり、チャートの動きの練習をして、勢いのあるときとないときが把握できるようになって、自分なりのルールが確立できてからは、自信をもってエントリーしたときには、決済までの間はハラハラしませんでした。
逆に、大きな満足感に満たされて、トレード後も気持ちがウキウキしていました。「メンタルの強化」とは、私はトレードルールをしっかりと確立して、その中でも特にエントリーと決済の根拠にどれだけ自信が持てるようになるかなのだと思っています。以上のことを意識して、毎日のトレードに生かしていただければ、損をする機会はかなり減少すると思います。準備しなければいけない証拠金が大きくなりましたので、トレードで損をする機会をできるだけ減らして、利益を増やしていただけたら、私としましても本当に嬉しいことです。

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