ログイン

新規会員登録

★簡単な登録で【限定動
画】【豪華プレゼント】

2012.2月号

杉本貴秀

BOは「ジキルと
ハイド」である!
杉本貴秀

藤野宙志

金融・ITの
潮流 第6回
藤野宙志

堀龍市

FXの税金を正し
く節税する方法
堀龍市

及川佳奈子

「この人に聞く」
第4回
及川佳奈子

井手慶之

レンジ相場の
攻略法 第1回
井手慶之

饗庭道孝

勝機を見出す
究極のチャート分析
饗庭道孝

佐藤正和

+アルファ
実戦チャート術
佐藤正和

小林芳彦

わかりやすい
相場展望 第4回
小林芳彦

田嶋智太郎

これからの外国
為替相場の行方
田嶋智太郎

花音

FX自動売買生活
のススメ 第4回
花音

遠藤寿保

FXトレードの
醍醐味
遠藤寿保

土居雅紹

eワラントって
何? 第3回
土居雅紹
FXの基礎知識
知っておきたいFXの知識や簡単なチャートの見方などをわかりやすく解説!
FXの用語集一覧
FXの用語を解説した用語一覧となります。
テクニカル指標の見かた
取引するうえで欠かせないテクニカル分析の方法を各指標事に図解で開設します。
トレードタイム
震災復興支援チャリティオンラインセミナー
ゲムトレード

FXで成功するために大切なのは、どんな時間でしょうか?

  • 特集記事一覧
  •  >> 
  • ロブ・ブッカー流 FXトレードの神髄と極意:ブラッドリー
ロブ・ブッカー流 FXトレードの神髄と極意:ブラッドリー
ロブ・ブッカー流 FXトレードの神髄と極意:ブラッドリー

■あなたが負けたのは手法のせいなのか?

FXで成功するために大切なのは、どんな時間でしょうか? エントリーする瞬間? あるいは利益が伸びるのを忍耐強く待つ時間、含み損に耐えているつらい時間でしょうか? どれでもありません。FXで成功するか否かは、いかにトレードを準備するか、その時間で決まってきます。 ところが、多くのFXトレーダーが不十分な準備のままでチャートと向き合って、敗北を重ねて、やがてはFXの世界から去っていきます。そして、彼らは嘆くのです。 「もっといい手法があれば勝てたのになぁ……」 でも、私からいわせれば、それは問題の本質をはき違えています。彼らの敗北は準備を怠った時点で運命づけられていたのであり、敗北の原因は手法にあるのではなく、トレードを始める前に考えるべきことを怠っていた点にあります。 では、皆さんがトレードを始める前に考えるべきこととは何でしょうか?

最初に考えてほしいのは、「自分でやるのか・誰かに任せるのか」という決断です。いうまでもなく、FXトレードはすべてが自己責任です。ところが、それを理解できていない人は意外に多いようです。いつポジションをとって、いつ決済するのか、それを自分の責任で行い、口座がゼロになったとしても、他人のせいにしないでいられるでしょうか。 その決心ができない人は、投資信託などで運用したほうがよいでしょう。大きく増えることは期待できませんし、減ってしまうことも少なくないでしょうが、最低限、預けたお金がゼロになることはないでしょうから。 自分でトレードしよう、ゼロになっても自己責任だ・・そう決心できる人であっても、すぐに成果が出るとは限りません。トレードを始めてから、一人前になるまでには2年から3年程度の経験が必要です。一人前のトレーダーになるまでの間、大きく勝つこともあれば負けることもあるでしょう。その波瀾万丈に一喜一憂するのではなく、「今は知識を吸収して、センスを磨き、多くの経験を積むべきときなのだ」と開き直るだけの辛抱も必要です。

トレードでは、正しい道を歩んでいても結果が出ないときがあります。あるいは誤った方向に向かっていたのに偶然、よい結果が生まれることもあります。目先の結果だけで一喜一憂すると、ゴールへの正しい道を歩んでいるはずなのに、誤った方向へとそれていってしまうことがあるのです。 ですから、信頼できるトレーダーの教えに従って、進むべき道を照らしてもらうことも必要となります。それはロブや私のような「FXコーチ」の役割でもあります。

■あなたは取引できなくても相場は着々と動いている

自分で自分の口座に対する全責任を負う決意ができたのならば、次に考えるべきは、時間をどう使うか、です。私がよく相談されることが、「FXに費やせる時間が2時間しかないのですが、どうすれば勝てますか?」といった質問です。 働きながらであったり、家事の合間にであったり、皆さんは限られた時間のなかでトレードを考えているでしょう。限られた時間のなかでどうやって勝つのか。それは不可能ではありませんが、発想を転換させる必要があります。 「マーケットが皆さんの取引時間に合わせてくれるわけではない」ということです。先ほどのような質問をする方は「限られた時間のなかで、マーケットが自分の都合に合わせて動いてくれる」と思い込んでいるのかもしれません。 もちろん、そんなはずはなく、マーケットはあなたの残業時間や、家事が終わったかどうかに関係なく動いています。深夜であったり、仕事中であったり、限られた時間からはみ出した時間にマーケットが動くこともあるでしょう。そんなときも都合を合わせないといけないのは、あなたのほうなのです。

あなたの決められた時間内に決済まで至るとは限りませんし、かといってポジションを放りっぱなしにするわけにもいきません。ときには、仕事やプライベートな用事を犠牲にする必要だってあるかもしれません。その覚悟はできているでしょうか? そんなときに便利なツールがあなたの味方になってくれることも事実です。それはチャートのアラーム機能であったり、携帯電話やiPhoneといったモバイルツールによる取引、あるいは旦那さんや奥さんなど家族の協力かもしれません。いずれにせよ、FXでの成功を願うなら、何かを犠牲にする覚悟も必要でしょう。

自分の責任で取引する決意ができ、あなたの生活をときにマーケットの都合に合わせる覚悟も決めたのなら、そのつぎにマネーマネジメント(資金管理)とリスクマネジメントについての勉強が必要です。ここは非常に重要ですが、これまで本連載でもたび重ねて書いていますし、書籍でも説明していますから、今回は割愛しましょう。 ただし、マネーマネジメントなくしてFXの成功はありません。ひとつだけ触れるとすれば、「大きな利益を期待するのではなく、日々少しずつ小さなお金が入ってくる」というイメージをもつこと。そして、「そのためにはマネーマネジメントが重要である」ということを覚えておいてください。

■少額のうちから定期的な”出金グセ”をつける

マネーマネジメントで忘れられがちなのが、「出金ルール」です。毎週でも毎月でも構わないのですが、お金をどのようにFX口座から出金するか、ということについて皆さんは考えているでしょうか。
「今は資金が小さいから、もっと増えたら考えるよ」
「出金といっても負けてるから出せない」
そんな声が聞こえてきそうです。でも、ロブの出金ルールを教えましょう。それは「毎月、口座の10%を出金する」というものです。月末になって口座に100万円あれば、10万円を出金するということになります。

ロブの特徴的なところは、このルールに「勝っていても負けていても、毎月10%を出金する」ということです。負けていても10%出金します。そうすると、ロブの資金管理ルールに従えば、ポジションサイズも小さくなりますから、不調のときは自然とリスクも抑えられるのです。そして、勝ったときにはより多くの金額が出金されますから、マーケットに一大事が起きてFX口座が全滅してしまったときのリスク管理にもなるのです。 出金するのはロブのように比率で決めてもいいですし、「利益の半分」、「毎月1万円」といったかたちでも構いません。ただ、何らかの出金ルールを決めておき、元手が小さいうちから出金するクセをつけておきましょう。 ルールという面では、「トレードを休止する」ことも必要です。皆さんは必ずバックテストを行い、どのくらいの利益が見込めるかを確認したうえでトレードを始めているはずです。ただ、マーケットの環境によっては、ときに損失が拡大することもあるでしょうし、皆さんの精神状態によっても成績は変わってきます。

不調のとき、ずるずるとトレードを続けてダメージをふくらませるのではなく、「資金の25%を失ったら、いちどトレードをやめてバックテストをやり直す」「1週間で資金の10%を失ったら休む」「5回続けて負けたら手法を見直し」といったルールを決めておくことも必要なのです。 「トレードしないとお金が入らないから、どんなときも続ける」というのは、お金をなくす人の考え方でしかありません。FXで大切なのは、「お金を増やすこと」よりも「お金を守ること」なのですから。 ここまでをご理解いただけたのなら、最後に自分の胸に問いかけてほしいことがあります。 FXで損したとしても、それを受け入れることができますか?

もちろん、損失の度合いにもよるでしょう。ただ、FXで失敗する人のほとんどは、損を受け入れられず、損切りを躊躇して打撃を大きくしてしまうことが原因です。 たしかに、資金の半分以上を一度に失ってしまうような損切りはとてもつらく、受け入れがたいものです。であれば、そこまで傷が深くなる前に、損切りを行ってしまえばよいのです。そのための手段がマネーマネジメントです。マネーマネジメントとは、言い換えれば「損失のコントロール」なのです。

■感情的なロブが取引中に冷静でいられるワケとは

もうひとつは、バックテストです。きちんとバックテストを行ったのなら、その手法でどのくらい勝てるのかと目算が立ちますから、一度や二度の損切りを行ったとしても、最終的にどのくらいの利益が残るか、統計的にわかっています。そうであれば、損切りも怖くはありません。 ロブもふだんはとてもエモーショナルな人間です。そのままの状態でトレードすれば、きっとちょっと負けただけで熱くなって、無謀なトレードを重ね、あっという間に資金をなくしてしまうでしょう。でも、トレード中のロブはとても冷静です。自分の手法をバックテストによって知り尽くしていますから、「今回は負けたって次で取り戻せるさ」とわかっているのです。 バックテストは手法の効果、特徴を知るための手段であるだけでなく、トレード中に冷静さを保つための根拠ともなります。 では、皆さんが、どんな手法をバックテストすればよいのか、それについては次で説明しましょう。

■ロブの頭は手法の玉手箱次々にアイデアがわき出す

早いもので、この連載も1年間を終えることができました。この1年でロブ・ブッカーのことを知るFXトレーダーもだいぶ増えたようで、うれしい限りです。この連載でも、たくさんのトレードシステム、手法を紹介してきました。 2本の線を引くだけでできる”2トレンディ”に始まり、日本のサラリーマンに向いている”NYボックス”、何が飛び出してくるかわらかない”サプライズトレード2に、対となる”トゥームストーン”などなど。ロブは次から次へと新しいトレードのアイデアを生み出しています。いったい彼の頭のなかがどうなっているのか、見てみたいですね(笑)。

それはともかく、それぞれの手法では、狙う利幅や使える時間帯、どんな局面で有効なのかといった性質は異なります。また、あまりにも多くの手法を紹介してきたせいか、「どれから始めたらいいか、わからない」という声もたまに聞きます。 それはそうかもしれません。ひとつの手法を学んだものの、きちんとバックテストすることなく、ライブ口座で試して「損した、ダメだ。はい、次!」とあれこれ手を出して、結局、どれもものにならないというのは、成長しないFXトレーダーの典型です。そんなことをやっていては、いつまでも損失をふくらませるばかりでしょう。

ですから、今回はちょっと趣向を変えて、これまでに本誌で紹介してきた手法と、ロブと私の著書『超カンタンアメリカ最強のFX理論』からピックアップした、いくつかの手法について、初心者はどれから始めればいいか、という観点から整理してみましょう。 当連載で最初に紹介したのは、4時間足と1時間足にそれぞれトレンドラインを引くだけの2トレンディでした。これも非常にシンプルでありながらパワフルな手法でしたが、初心者の方からすると、トレンドラインの引き方が難しいようです。たしかに、トレンドラインは、どのようにも引けますから、引く人によって上手くいくこともあれば、敗北が続いてしまうこともあります。

■初心者でも使いやすい2つのボックス手法

そんな初心者にまずお勧めしたいのは、2つの「ボックス手法」です。 NYボックスとサプライズトレードです。ボックス手法とは、一定の条件のもとにチャート上に箱、すなわちボックスを描いて、その箱を抜けたときにエントリーする手法です。ボックス手法のもっともシンプルなものは、マーケットが方向感なくレンジ相場になっているとき、高値と安値に水平線を引いてボックスを描くやり方でしょう。高値を更新すれば買いで、安値を更新すれば売りでエントリーする考え方は、トレードのセオリーでもあります。

ただ、ひとくちにレンジ相場といっても、高値と安値の幅がどのくらいならボックスを描けばいいのか、レンジはどのくらいの期間続いていれば成功の可能性が高いのか、それらを見極めるのは、初心者の方には難しいでしょう。 そこで、ボックスを描く条件をより具体的に考えてみましょう。 もっとも具体化して、誰もが同じようなボックスを描けるのはNYボックスです。今のような夏時間であれば、午後1時から夜8時までの間の高値と安値でボックスを描き、NY市場が活発に動いている夜8時から深夜にかけてボックスを抜けたらついていくトレード方法がNYボックスです。 リミット(利益確定)はエントリーした時点から20pips離れたところ、ストップ(損切り)は30pips離れたところが基本ルールとなります。 もしボックスを抜けた動きについていく最初のトレードが"これをブレイクアウトルールと呼びます"失敗したときは、リバーサルルールの発動です。買いで入って損切りに入ってしまったなら、今度は売りで入ります。売りのブレイクアウトが失敗したなら買いで入ります。リミットはボックスの高値、安値として、ストップは30pipsです。

以上がNYボックスのブレイクアウトとリバーサル、それぞれの基本条件です。NYボックスはとてもシンプルですから、誰がやっても同じようにトレードできます。ただし、何ごともそうであるように、シンプルなものほど奥行きは非常に深くなります。NYボックスもその例に漏れず、非常に深い奥行きをもったトレード手法です。 前号の当連載で登場してくれた、ろっこさんのように、「フェニックスフェイズ(※これについてはあとで説明します)のときだけエントリーする」といったように、独自のルールを追加していくことによって、より強力な効果を発揮してくれるのです。

■NYボックスの利確にピボットが便利!

NYボックスのアレンジで私がよく使うのはピボットです。NYボックスのブレイクアウトでは買ったときが20pips、負けたときが30pipsですから、6割以上の勝率でないと利益が残りません。NYボックスでは、少し条件を加えてやるだけで6割くらいの勝率が期待できるのですが、リスクとリターンのバランスを改善する方法のひとつとしてピボットが便利なのです。

たとえば、買いで入ったとしましょう。基本ルールならば、リミットは20pips上ですが、35pips先にピボットのR1があれば、そちらをピボットに利用するのです。ピボットのポイントは市場参加者の多くが注目していますから、そこまで到達する可能性も高いのです。ただし、R1がもしエントリーしたポイントより15pips以内にあれば、さらに上のピボットポイント、R1の次ならR2をリミットにします。 こうしてピボットをリミットに活用すると、NYボックスのリスクリターンのバランスを大きく改善することができるのです。

■NYボックスと正反対の特徴を持つ”箱の手法”

もうひとつのボックス手法がサプライズトレードです。

ロブの手法では、3本の移動平均線をよく使います。800の移動平均線(SMA)と200の移動平均線、それに62の指数平滑移動平均線(EMA)です。 サプライズトレードでは、このうち800SMAと62EMAを使用します。チャートの足の長さは15分足から4時間足までとくに問わないのですが、まずは15分足を使ってみましょう。 サプライズトレードのボックスを描くのは、ローソク足が15分足の上下をうろうろしているときです。そうしたチャートがあったら、800SMAを挟んだレンジの高値と安値にボックスを描いてみましょう。最低1回は800SMAを上抜けして、下抜けしてといったりきたりを繰り返していることが条件ですし、そのいったりきたりが多いほど有望なチャンスとなります。

800SMAを挟んだ高値・安値の箱が"サプライズボックス"です。このボックスを抜けたとき、抜けた方向についていきます。 ただし、NYボックスにも共通の注意点ですが、ボックストレードでは、ローソク足のヒゲだけがボックスを抜けて(ブレイクアウトして)、すぐにまたボックスのなかに収斂してしまう値動きが少なくありません。 こうしたダマシを避けるために、NYボックスでもサプライズトレードでも「ローソク足の終値がボックスを抜けたらエントリー」を条件にしましょう。ヒゲだけが抜けたときは見送りです。

さて、サプライズトレードに話を戻すと、エントリーしたからといって、必ずしも成功するわけではありません。NYボックスはリスクとリターンのバランスの悪さを勝率の高さで補う手法でしたが、サプライズトレードは正反対、勝率の悪さをリスク・リターンのバランスの良さで補う手法です。負けて負けて、最後に大きな利益をとるようなイメージです。 ボックスを抜けてエントリーしても、すぐにボックスのなかに戻ってしまうことも多いのです。ヒゲだけが戻ったのならよいのですが、終値がボックスのなかに収まってしまったら、損切りしましょう。

そんなときはボックスを大きめに描き直して、再度のブレイクアウトを待つのです。ただ、「ボックスの書き直しは3回まで」です。それ以上、描き直すとボックスが大きくなりすぎてしまうからです。 4回目は、一度それまでのボックスを消して、古い高値・安値のことは忘れてゼロからボックスを描き直してみましょう。 さて、エントリーに成功して、800SMAからローソク足が大きく離れていったら、やがて62EMAに到達するでしょう。買いで入った場合には、ローソク足が62EMAを下方向へ抜けてクローズ、売りで入った場合には、ローソク足が62EMAを上方向へ抜けてクローズです。このときもヒゲだけが62EMAを超えるのではなく終値が超えたかどうかで判断してください。

NYボックスは、取引が活発でトレンドの起きやすいNY市場の時間帯を狙った短期的なブレイクアウト狙いのボックス手法ですが、サプライズトレードは、より大きなブレイクアウトを狙う手法です。 為替市場では800SMAを挟んだレンジができやすい傾向があります。ですが、マーケットはいつまでもレンジのままでいるわけではなく、いつか必ずトレンドが発生します。これを言葉を換えて説明すれば、800SMAを起点にしてトレンドが発生するという傾向があるのです。ですから、800SMAを挟んだレンジからブレイクしてトレンドが発生したらエントリーして、トレンドの終着点を教えてくれる62EMAをリミットとするのです。トレンドの始まりから終わりまで、大きな利益を狙えるのがサプライズトレードの特徴となります。

この2つのボックス手法には一長一短があります。NYボックスは使える時間が限られた、いわばタイムセールの手法です。夜8時から深夜の間は仕事をしている人もいるでしょうし、ボックスをいつまでも抜けない日もあります。サプライズトレードは15分足のような短い足を使っていても、そう多くのチャンスはないでしょう。

■ボックスと組み合わせて効果的な手法がメサ

最初にも書いたように、あれやこれやと多くの手法に手を出すことはお勧めできませんが、NYボックスかサプライズトレードと組み合わせて使える、初心者向けの手法に「メサ」があります。

メサが使えるのは、「チャートがフェニックスフェイズになっているとき」です。先ほど、800SMAと200SMA、62EMAの3本の移動平均線を使いましたが、この3本の並び方でロブはマーケットの状態を推し量ります。詳細は書籍を参考にしていただきたいのですが、これが上から800SMA、200SMA、62EMAと並んでいるか、あるいはその逆にあるときがフェニックスフェイズで、トレンドの明確な状態を示しています。 3本の移動平均線のうち、いちばん上に62EMAがあれば、トレンドが上向きのフェニックスフェイズです。とはいえ、マーケットが上向きであっても、ローソク足は右肩上がりに上昇していくわけではありません。一時的にだらだらと同じような水準で上下動を繰り返すこともあります。こうした状態が「メサ」での狙い目になります。

メサとはスペイン語で「テーブル」を意味します。上昇トレンドの途中にテーブルのようにローソク足の溜まっている場面があったら、テーブルの高値に水平の「メサライン」を引いてみましょう。ここを抜けたときがメサでのエントリーとなります。 ただし、エントリーには2つの条件があります。ひとつは、もうおなじみの「終値がメサラインを超えていること」、もうひとつが「トレンドと同じ方向のローソク足の色であること」です。 つまり、「上昇トレンドであればメサラインを終値で超えた陽線であること」、「下降トレンドであればメサラインを終値で割った陰線であること」となります。

リミットは1時間足であれば30~50pips程度を目安にして、損切りは62EMAを超えて終わったとき、です。ただし、メサはチャートを問わず使いやすい手法です。5分足や15分足でもう少し小さな利益を狙ってもいいですし、4時間足でスウィングトレードに使うこともできます。 メサはトレンドの最中にできる押し目や戻りを狙う手法です。非常にオーソドックスな手法ですから、マスターしておくと応用範囲が広く便利でしょう。

■バックテストは必ず自分で行うこと!

ここまで3つの手法を紹介しましたが、いずれも必ず自分でバックテストしてからライブ口座で試すようにしてください。バックテスト、つまり、過去のチャートによる検証です。 もちろん、これら3つはすべて、ロブや私がバックテストして、デモ口座で試してみて、効果があると確認したうえで、ライブ口座でやってみて、その効果のほどが証明された手法です。 だったら、なぜ自分でバックテストする必要があるの?

皆さんはそう感じるのではないでしょうか。でも、必ず自分でバックテストしてください。自らバックテストすることなく、その手法を使うのは、他人の家に「ただいま。ご飯!」と催促するようなもの。日本語でいえば「あつかましい」のです(笑)。 バックテストには、手法の効果を確認するという意味とともに、手法を自分のものにするという意味合いもあります。引っ越したばかりの家はどこか落ち着かないですが、1週間、1カ月と経つうちに安心感が生まれます。

手法もそれと同じで、使っていくうちにクセがわかり、特徴を実感として学び、自分のものになっていくのです。ですから、新しい手法を使うときは必ず、自分の手でバックテストし、自分の目でその成果を確認し、自分の頭にその特徴を染みこみませてから、利用してください。 初心者はまず身につけやすいNYボックスか、サプライズトレードのどちらかのボックス手法を試してみてはいかがでしょうか。過去のマーケットデータでバックテストを重ねて、デモ口座で試してみて、ライブ口座である程度成功できるようになったら、メサを練習してみて、2つのトレード手法を併用するようにすると、きっと効率よく時間を使いながら、利益を積み重ねることができるようになるはずです。

雑誌「FX攻略.com」本誌の購入
 

ページトップへ▲